混合肌　ニキビケア

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混合肌は「乾燥性脂性肌」とも言い、実は日本人に最も多いタイプの肌質です。
普通肌に脂っぽい部分や乾燥した部分が混じっていたり、
脂性肌と乾燥肌が混在しているなど、さまざまなパターンがあります。

 

本来、肌の状態は部位によって異なるもの。

それが極端に現れているのが特徴です。
額や鼻（Tゾーン）は脂っぽいのに、口の周りや頬（Uゾーン）が乾燥して粉をふいているような状態ですね。

 

例えば脂っぽい額にニキビができたとします。
「皮脂分泌が過剰なせいだ、自分は脂性肌なんだ」と思いこんで、
顔全体に皮脂を抑えるようなケアをしてしまったらどうなるでしょうか？

 

Uゾーンや目の周りは、もともと皮脂分泌が少なく、乾燥しがちな部分です。
当然、皮脂が不足して乾燥が進んでしまいますよね。
その結果、Tゾーンは皮脂過多によるニキビ、Uゾーンは乾燥によるニキビができてしまう可能性もあるのです。
このような事態を避けるためには、自分の肌質を知ることが必要です。

 

正確な肌質を知る

皮脂量・水分量は顔全体だけでなく、部位別に測定してもらいましょう。
化粧品店などで受けられる肌診断は、皮脂量は額、水分量は頬で測ってくれるのでわかりやすいですよ。
自分がどのタイプの混合肌なのかが分かったら、通常のスキンケアに加えて、部位ごとのケアをしましょう。

 

基本的なプロセスは変わりません。

乾燥している部分には、化粧水を重ねづけしたり、セラミド配合の化粧品を使ったりして水分の補給を行い
Tゾーンは、皮脂が浮いてきたらタオルやティッシュで押さえる
など、肌の状態に注意してその都度対応するようにします。

 

ニキビのできにくい肌

肌の状態に合わせてケアすることは、ニキビのできにくい肌を作るということでもあります。
混合肌は、さまざまな原因によって後天的に起こることが多いため、改善の余地もあるのです。
普通肌の人が、ストレスや食生活の乱れによって混合肌になるように、
混合肌の原因を改善することで、普通肌に近づけることもできます。

複数の肌質が混在する混合肌には、どのような化粧品がいいのか悩んでしまいますね。
それぞれの部位の状態に合わせたものを用意できれば一番いいのですが、コストの問題もあります。
何より使用アイテムが多すぎて、手入れが面倒です。
こうなってしまっては本末転倒。

 

では、どの肌質に合わせればいいか

オイリーな部分に合わせればいいの？乾燥をケアすればいいの？その中間？
選択の基準はどこにあるのでしょうか。

 

結論から言えば「乾燥部分を優先する」です。
皮脂の過剰分泌も、もちろんケアの必要があります。
でも、どちらが肌によくないかと言ったらや、はり乾燥なのです。

 

皮脂分泌が活発なTゾーンも、

水分補給と保湿を怠ってはいけません。
そもそも、その皮脂過多が水分不足から起こっている可能性もあるのです。
乾燥がひどい場合は、保水能力の高いセラミドを配合した化粧品を選ぶとよいでしょう。

 

角質層が硬くなると、正常なターンオーバーが阻害されて毛穴が細くなってしまいます。
その結果、少ない皮脂でも毛穴が詰まりやすくなってしまうのです。
不要な角質が、スムーズにはがれ落ちるよう水分を与えてあげなくてはいけません。

 

アミノ酸

天然保湿因子（NMF）の主成分であるアミノ酸入りのものも有効です。
こうした成分は、化粧品として外部から補給することで、ダイレクトに角質層に届くので、効果が早く出ます。
目に見えて改善されていくのが分かると、さらにやる気が出て、お手入れに熱が入るのではないでしょうか。

 

化粧水や乳液

手でつけるのがオススメです。
毎日触っていると肌状態の変化にも、いち早く気づくことができます。
それに体温で温まることで、浸透がよくなって、乾燥している部分には効果が高まるのです。

 

Tゾーンにも、同様のケアをします。
ただし、乳液を少なめにしたり、
美容液は、乾燥の気になる部分に伸ばした残りを、軽くつけるなどして調整しましょう。

 

オールインワン化粧品

このような理由から、最近流行のオールインワンタイプのスキンケア用品は
混合肌の人にはあまり向いていないかもしれません。
もし使う場合は、やはり乾燥部分には重ねづけをするとよいでしょう。