ニキビに効く薬は?

生活習慣や食事を見直し、洗顔やスキンケアを頑張っているのに「ニキビが改善されない」
あるいは、赤ニキビや黄ニキビになってしまった場合は、薬を使うことも検討してみましょう。
いつまでも治らないニキビに悩まされていると、今度はニキビそのものがストレスになってしまい、
さらに悪化する、という悪循環に陥りがちです。

 

炎症や化膿を起こしているニキビを自力で治すのは、困難です。
自然治癒を待っているうちに、色素沈着や二次感染を起こす可能性もあります。

 

薬と言っても、

医療機関で処方されるものや漢方薬、市販のものとさまざまな種類があります。
皮膚科や漢方医では、しっかりカウンセリングをした上で、症状に合ったものが出されます。

 

一方、ドラッグストアなどで市販の薬を使う場合は、自分で選択しなくてはいけません。
注意が必要です。
薬剤師のいる薬局・ドラッグストアで、アドバイスしてもらうとよいでしょう。

 

ニキビの薬には

症状を抑えるための外用薬(塗り薬)と、
体内からニキビの原因に働きかける内用薬(飲み薬)があります。
塗り薬は、抗炎症作用、殺菌作用など、
主に、出来てしまったニキビを改善する効果のあるものがほとんどです。

 

ディフェリンゲル(アバタレン)

最近主流になっているのは、ディフェリンゲル(アバタレン)という薬です。
2008年に認可されたばかりの薬になります。
軽いものから炎症を起こしているものまで、幅広い症状のニキビに効果があり、
「就寝前にニキビに塗るだけ」という手軽さから広く使われるようになりました。

 

使い始めて3,4日すると乾燥やヒリヒリ感、赤みなどの症状がでます。
これは「随伴症状」という薬が効いている証拠なのです。
しばらく使い続ければ治まりますし、それに伴ってニキビも落ち着いてきます。
最低でも、1年は継続する必要があります。
その間に漢方薬や食生活の見直しなどによる体質改善を行い、ニキビができにくい体づくりに努めましょう。

 

内服薬は

殺菌作用のあるものや、細菌による感染症を治療するものなどの
抗生物質やニキビに効果的なビタミンB2が中心になります。
副作用が気になるのは、この抗生物質です。
効果があっても、どうしても抵抗がある場合は、処方を断ることもできます。

 

ビタミンは、過剰になれば自然に排出されます。
あまり神経質にならないようにしましょう。